📊 株価が一時ストップ高!マックハウスが突如の事業転換で注目集める
カジュアル衣料チェーン「マックハウス」(東証スタンダード:7603)が、2025年6月12日付で**「金融・投資事業」への本格参入**を発表し、市場関係者を驚かせました。
翌13日の株式市場では、一時**+43.5%の上昇でストップ高を記録。6月16日時点ではPTS(私設取引)で215円まで上昇**し、前日比+30%の急騰を見せています。
💼 新規事業:ビットコイン・上場株・債券・ベンチャー投資へ本格参入
マックハウスはIR発表で、以下のような新たな投資領域への進出を表明しました。
🔹 主要な投資対象
分類 | 対象内容 |
---|---|
暗号資産 | ビットコイン(BTC)など仮想通貨 |
金融商品 | 上場株式・債券・投資信託 |
ベンチャー | 有望スタートアップ企業への出資 |
M&A | アドバイザリー事業の立ち上げ |
投資用原資として、初期5億円の自己資金を確保しているとのことです。この事業は臨時株主総会での承認が必要ですが、承認後は即時着手する構えです。
📈 株価動向の推移(2025年6月)
日付 | 株価 | 出来事 |
---|---|---|
6月12日 | 約150円 | 金融事業発表(取引終了後) |
6月13日 | 165円→ストップ高 | 材料視されて急騰 |
6月14日 | PTSで200円突破 | 期待継続 |
6月16日現在 | 215円(PTS終値) | 市場の注目続く |
※参考:株探、Yahoo!ファイナンス、IR BANKデータ
📉 現在の業績と財務状況
衣料品小売業としてのマックハウスは、ここ数年の業績に苦しんできました。
🔻 2025年2月期の決算(連結)
指標 | 実績値 |
---|---|
売上高 | 約163億円(前年比-6.8%) |
営業損失 | ▲12.3億円 |
純損失 | ▲14.7億円 |
自己資本比率 | 約30% |
配当 | 無配(0円) |
不採算店舗の撤退やコスト削減を進めるも、依然として赤字体質が続いており、新規事業の成功が業績改善のカギとなっています。
🧠 市場の評価と課題
✅ 好材料として評価される点:
-
仮想通貨市場は回復傾向、ビットコインの価格も2025年現在700万円超に
-
既存業態で成長が見込めない中、金融分野への多角化は論理的選択
-
PTS上昇など、市場の期待感が数値に反映
⚠️ 懸念される課題:
-
金融・投資事業の収益化まで時間がかかる可能性
-
ビットコインなど価格変動が大きく、損失リスクも高い
-
これまでに金融経験のない経営陣による運用体制の整備が必要
📢 直近の企業動向・IR情報
-
6月12日: 金融事業開始の正式発表(IRリリース)
-
6月13日: 第9回新株予約権の大量行使に関するお知らせ
-
6月16日: IR公式X(旧Twitter)アカウント開設。今後は決算やIR情報の迅速な発信を行う予定
▶ マックハウスIR情報ページ
▶ IR公式Xアカウントを見る(@machouse_IR)
🔮 今後の注目ポイント
-
株主総会での新事業承認(近日開催予定)
-
ビットコイン・株式・債券などのポートフォリオ構築と運用レポート
-
小売店舗の黒字化計画との連動・再構築
✅ まとめ:マックハウスの未来は「金融×衣料」の融合で拓けるか?
2025年のマックハウスは、「衣料品小売」から「投資とファイナンスの複合企業」へと、大きな進化の一歩を踏み出そうとしています。
市場はその変化に好感を持っているものの、実際の成果はこれからの経営判断と運用スキルにかかっています。
中長期的な視点での事業監視、四半期報告書・IR更新の確認が重要です。特に今後、株価が高騰する局面では“材料出尽くし”の反落にも注意が必要です。